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サウジ豆知識 農業と水 1/4 歴史 | サウジ.jp
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ヤシ 日の入り

サウジ豆知識 農業と水 1/4 歴史

過去30年間におけるサウジアラビアの農業の発展は瞠目すべきものであった。広大な砂漠地域が農地へと変貌してきた。これは、年間平均降雨量が約4インチと世界でも最低水準の国が成し遂げた大きな成果である。

現在では、サウジアラビアはデーツ、乳製品、卵、魚類、家禽類、果物、野菜や花卉を世界中の市場へ輸出している。かつてサウジの食事に欠かすことのできない食品であったデーツは、現在、世界の人道援助を主な目的として栽培されている。近年までは小麦も輸出していたが、地下水の保護のため、中止された。

農業政策を主に管轄するのは農業省である。その他の政府機関には、補助金の支出および無利子貸付を行なうサウジアラビア農業銀行(SAAB)、小麦を購入・貯蔵し、製粉所を建設し、飼料を生産する穀物サイロおよび製粉所機構等が含まれる。政府はまた、土地分配および開墾プログラムを提供し、研究プロジェクトへの資金提供を行っている。

民間セクターは王国における農業の発展において大きな役割を果たしてきた。これは、長期無利子貸付、技術および支援サービス、無料の種子や肥料、低コストの水、燃料や電力、原料および機械の免税輸入といったインセンティブなどを提供した政府のプログラムに負うところが大きい。

歴史的に、アラビア半島における農業は、主として、南西部の狭い沿岸地域を除けば広範に分布するオアシスでのデーツの耕作や少量の野菜の生産に限定されてきた。小規模な農地で地元のコミュニティに足るだけの食料が生産され、余剰分は通りかかるキャラバンへ販売された。

本格的な農業の発展は1970年代に始まった。政府は、現代的な耕作技術の普及を目指し、広範なプログラムを開始した。このプログラムには、農村部への道路、灌漑網、貯蔵および輸出施設の建設、農業研究および訓練機関の支援が含まれていた。

その結果、あらゆる基礎食料の生産において驚異的な成長がもたらされた。現在、サウジアラビアは食肉、牛乳や卵を始めとする多数の食品の完全な自給自足を達成している。言うまでもなく、サウジアラビアの農業において鍵となるのが水である。王国は、農業セクターの著しい成長を成し遂げるために不可欠である多量の水の供給を確保するための多角的なプログラムを成功裏に実施してきた。

貴重な季節性の洪水を貯水し、活用するためにダムが建設された。深井戸を通じた広範な地下貯水池の汲み上げが行われてきた。都市部や産業における利用のために海水から淡水を生成する淡水化プラントが建設され、農業用水の新たな水源のひとつとなった。こうした施設はまた、都市排水や工業排水を処理し、農業の灌漑用水とする用途でも建設された。

こうした様々な取り組みが相乗的に奏功し、広大な砂漠地域が肥沃な農地へと変貌した。1976年の時点で40万エーカーに満たなかった耕作地は、21世紀には数百万エーカーに達した。

出典 サウジアラビア大使館(米国)

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sauji.jp 運営スタッフ
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